/更新:2024年10月01日 公開:2021年02月22日
亡くなった人の写真の処分はどうする?写真の遺品整理の方法やポイント
- # DVD# デジタル化# スマホ# 写真# アルバム# 写真修復・補正# 終活# 遺影
遺品整理をすると、故人の写真やアルバムが出てくることも多いでしょう。亡くなった方の大切な思い出が詰まったものだからこそ、写真やアルバムはできるだけ残しておきたいと考える方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、遺品として出てきた故人の写真やアルバムの整理や処分、保管の方法やポイントについて解説します。
故人の写真を整理・処分する方法
亡くなった方の思い出が詰まった写真やアルバムは、処分していいのか判断に迷うものです。特に生前に故人の意思を確認していなかった場合は、どう処分したらいいか分からないという方も多いでしょう。
しかし、全ての写真をそのまま残しておくと場所を取るうえ、管理状態によってはせっかく取っておいても劣化してしまいます。
では、故人の写真を上手く整理・処分するにはどのような方法があるのでしょうか。以下で、そのポイントを解説します。
まず、亡くなった方の写真の整理・処分は、以下のステップで進めるとよいでしょう。
- 故人の写真やアルバムを集める
- 故人の写真やアルバムを分類する
- 故人の写真やアルバムを分類する
- 残しておかない写真を処分する
1.故人の写真やアルバムを集める
まずは、故人の写真やアルバムを探す作業から開始します。遺品整理をしていると、思わぬところから写真やアルバムが出てくることがあります。アルバムがしまわれていそうな本棚や押し入れだけでなく、たんすの中や机の引き出し、本のページの間など、一見写真など無さそうと思える場所まで探してみましょう。
写真が集まったら、その量を確認し、保管できるスペースに応じて残すか残さないかを決めていきます。
2.故人の写真を分類する
集めた写真を、取っておく写真と取っておかない写真に仕分けます。この時、以下のポイントを参考に残す写真を見極めていくといいでしょう。
- 故人のみの写真
- 遺族や親族など、家族と一緒に写っている写真
- 友人や、大切な人と一緒に写っている写真
- 故人の節目に当たる日の写真(成人式や結婚式など)
上記のような写真に絞って写真を選んでいけば、スムーズに仕分けができます。ただし、この基準はあくまで参考のため、ご遺族から見て故人にとって大切な思い出だと思える写真や、残しておきたいと感じた写真を選ぶことが大切です。
3.残しておく写真の保管方法
残したい写真が選別できたら、保管方法を考えます。プリント写真の保管におすすめの方法は、以下の2つです。
- アルバムに保管
- デジタルデータ化して保管
アルバムを用意して保管
新たにアルバムを用意して、写真をまとめ直す方法です。写真をアルバムに保存することで、バラバラの状態で保管するよりも劣化を防ぐことができ、故人の写真を綺麗な状態で見返すことができます。
ただ、保管環境によっては写真にカビが生えたり、色あせたりする可能性もあるため注意が必要です。粘着台紙のアルバムを使用する場合は、台紙とフィルムの間に空気が入らないように気をつけることで、写真の色あせを抑止できます。
デジタルデータ化して保管
「写真を保管するスペースがないが、処分はしたくない」という場合には、写真のデジタルデータ化がおすすめです。データ化することで保管場所も取らないうえ、画像データなので写真が劣化することもありません。また、データであれば家族や親族と写真をシェアすることもでき、必要であればいつでもプリントアウトできます
写真のデジタルデータ化には、主に以下の2つの方法があります。
1.スマホでデジタルデータ化
スマホのスキャンアプリや、専用のスキャナーを使って写真をデータ化できます。
スマホのスキャンアプリなら、Googleフォトの「フォトスキャンアプリ」が有名です。フォトスキャンアプリは、AppleストアやGoogle Playストアにて無料でインストールできます。使い方はいたってシンプルで、アプリの画面フレーム内に写真を収め、シャッターボタンを押すだけで、写真のスキャン・データ保存ができます。
スマホでデータ化するメリットは、自宅で気軽にデータ化ができることです。一方で、1枚ずつ手作業でスキャンする必要があるため、写真の枚数が多いとデータ化に膨大な時間がかかるというデメリットもあります。
2.専門業者でデジタルデータ化
自分でデータ化する時間がない方や、スマホやスキャナーの操作に自信がない方は、専門業者に依頼するのがおすすめです。
写真やアルバムを預けるだけで、自分でデータ化するよりも綺麗かつ短い時間でデータ化してくれます。古くなった紙の写真でも、プロのノウハウと技術で綺麗にデータ化することが可能です。
自分でデータ化するのに対し費用はかかりますが、せっかくデータとして残すなら綺麗な状態で残したいという場合には、専門業者に依頼するのがおすすめです。
4.残しておかない写真の処分方法
残しておかない写真は、本当に処分していいかどうか最終確認を行ったうえで、以下の方法で処分しましょう。
ゴミとして処分する
写真を一般のゴミとして処分するのに抵抗がなければ、自治体のルールに従って処分しましょう。
写真の処分における注意点は、「資源ゴミではなく、燃えるゴミとして処分する」「アルバムのまま処分する場合は、金属やフィルムなどを分別して処分する」の2点です。
また、人物の顔や個人情報が写った写真の場合は、シュレッダーにかけておくと安心です。
お焚き上げ供養をする
ゴミとして処分するのはどうしても気が引ける、という方も多いでしょう。その場合は、「お焚き上げ供養をする」という選択肢もあります。
「お焚き上げ」とは、故人の想いがこもった物や写真を燃やして祈りを捧げ、供養する仏事のことです。
お焚き上げ供養を行うには、以下のような方法があります。
- 自分で行う
- 神社やお寺へ依頼する
- 遺品整理業者へ依頼する
お焚き上げ供養は自宅の庭などで、自分で行うこともできます。ただし、自分で行う場合は近隣住民へ迷惑をかけトラブルにならないよう、地域のルールに従って実施するようにしましょう。
自分で行うのが難しい場合は、お焚き上げ供養を引き受けてくれる神社やお寺に直接写真を持ち込み、供養を依頼できます。ただし、神社やお寺によっては、アルバムに入ったままの状態では供養を受け付けていない場合や、お焚き上げ供養自体を引き受けていない場合もあるため、事前に確認することが必要です。
また、遺品整理業者が、写真やアルバムのお焚き上げ手配も一緒に引き受けてくれる場合もあります。写真のお焚き上げと一緒に処分も依頼したい場合は、そういった業者を探して利用するのもおすすめです。
カメラのキタムラでおすすめの写真をデジタル化するサービス
カメラのキタムラでは、紙や写真をデータ化してCDに保存する「紙・写真をデータ化」サービスを提供しています。A4サイズまでの紙・写真であれば、基本料金550円(税込)に写真1枚につき110円(税込)にてデータ化が可能です。
データ化したい故人のお写真や名刺・手紙・年賀状等の紙類を店頭までお持ち込みいただければ、お預けから最短1時間でCD化してお渡しいたします。故人の思い出が詰まった写真やアルバムをデータ化することで、保管スペースを削減できるだけでなく、写真のバックアップもできるため安心です。
亡くなった方の大切なお写真をできるだけ美しい状態で、かつスピーディーにデータ化したいという方は、ぜひカメラのキタムラの「紙・写真をデータ化」サービスをご利用ください。
アルバムをそのままデータ化!DVDへの保存サービスもおすすめ
故人のアルバムの雰囲気をできるだけ残したままデータ化したいという場合は、カメラのキタムラのアルバムのDVD保存サービス「アルバムそのままDVD」もおすすめです。
アルバムを店頭にてお預け後、約4週間で、アルバムのページをそのままデータ化して、DVDに保存してお渡しいたします。
お渡しするDVDは、「テレビで見られるDVD」と「写真画像のDVD」の2種類。
「テレビで見られるDVD」は、アルバムをページごとにデータ化してDVDに保存するので、まるでアルバムを開いて眺めているかのように映像を楽しめます。
「写真画像のDVD」には、アルバムの写真1枚1枚をデータ化して保存するため、データ保管用としてお持ちいただくのはもちろん、写真をご家族や親戚の方にシェアしたり、後に写真をプリントアウトしたりしていただくことも可能です。
大切な故人の写真やアルバムは、心を込めて整理・処分しよう
ご遺族にとって亡くなった方の写真の整理や処分は、故人の面影と向き合う時間でもあります。辛く悲しい気持ちになったり、処分することに罪悪感を覚えたりするかもしれませんが、心を込めて整理して残した写真を大切に管理することで、そういった気持ちも自然と消えていくのではないでしょうか。
故人の写真やアルバムは、データ化することでいつまでも綺麗な状態で保管できます。大切な故人の写真やアルバムのデータ化なら、カメラのキタムラにぜひお任せください。
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