公開:2020年03月31日
スマホやデジカメのデータが消えてしまった!どうしても復旧したいときはどうすればよい?
- # スマホ# 写真# 復旧・修理# 写真修復・補正
消えたデータは復旧できる
「スマホやデジカメの写真データが消えてしまった」
「誤って大切なデータを消してしまった」
このような事態になると、もう二度と思い出を見ることができないと落ち込んでしまいますよね。
でも、あきらめないでください。実は、デジタルデータなら消えても復旧できる可能性があります。
私たちが“データが消えた”と判断するのは、スマホやデジカメの画面に写真が表示されないときですよね。
しかし、壊れたのが“メモリーの一部分”のみで、実際の“写真データ”が壊れてなければ復旧できるのです。
どうしてデータが元に戻るの?
壊れたデータがどうして元に戻るのかは、メモリーの保存方法を見ると分かります。
どうしてデジタルデータが復旧できるのかを知ることで、「自分のデータも復旧できるかも?」という希望が見えてくるはずです。
データが復旧できる理由
デジタルデータを保存するメモリーは、大きく2つの場所に分かれています。
1つは、写真などの「データを保存する場所」。もう1つは、メモリー機器のどこにデータが保存してあるかを管理するための「目次」のような場所です。
写真データを見ることができなくなったとき、「目次」が壊れているだけならば、「データを保存する場所」は残ったままなので、復旧できるのです。
本に例えると、3章をすぐに読みたくても、目次から3章の記述が消えているせいでどのページなのか分からない状態です。これでは、すぐに3章を開くことができませんが、3章の内容そのものが消えたわけではないので、ページをめくって探せば読むことができますよね。
メモリーも同じで、「目次」のみが消えていた場合、素人が自分で復旧するのは難しいですが、プロに任せればデータを読み込むことができるのです。
データが復旧できないパターン
写真データを上書きしてしまったり、データそのものが壊れてしまったりした場合には復旧不可能です。
上記でいうと「データを保存する場所」に障害が起きた状態です。本に置き換えると、写真データを上書きしてしまうということは本の文字をマジックで塗りつぶしてしまう状態。データが壊れてしまうのは、本のページが破れて読めなくなってしまった状態です。塗りつぶされた文字の内容は読むことができませんし、ページが破れてしまっても内容を見ることができませんよね。
データの上書きと聞くとピンとこないかもしれませんが、メモリー機器ではデータをフォーマットしてしまうと復旧ができなってしまいます。これはページをマジックで塗りつぶしている状態と同じだからです。
まとめると、メモリー機器をフォーマットした場合、あるいは破損した場合にはデータが復旧できなくなってしまうということです。
復旧できるのはどんなデータ?
復旧できる写真や動画データは、デジカメのメモリー機器やスマホのデータなどです。昔使っていたスマホやメモリー機器のデータが見ることができなくても、復旧できる可能性があります。
デジカメで使っていたメモリーカード
復旧できるメモリー機器の種類には、以下のようなものがあります。
- miniSDカード
- microSDカード
- XDピクチャーカード
- スマートメディア
- コンパクトフラッシュ
「カードを見つけたけどデータが表示できない」
こんなときにはデータのフォーマットや、重ねて写真を撮るような操作をしないようにしましょう。
メモリーカードをデジカメに入れてデータが見えなければ、そのまま取り出します。パソコンに接続したりUSBのリーダーに接続したりするなどといった行為は避け、プロに相談するのが最善です。
古いスマホ
古いスマホのデータでも、スマホの電源が入り、スマホにアクセスできる状態ならばデータを取り戻せる可能性があります。
落として壊れたスマホでも画面が壊れた程度ならば、中の写真や動画データは復旧できます。
古いスマホでもまだ充電ができるようであれば、すぐにあきらめてしまうのではなくプロの復旧サービスに依頼してみましょう。
色褪せた写真も修復は可能
デジタルデータ以外に現像写真も修復できます。
古い現像写真を保管している方は多いのではないでしょうか。中には、写真が残っていてもネガフィルムを失くしてしまった方もいるでしょう。
しかし、現像写真1枚からでも写真は修復可能なので安心してください。
また、白黒写真をカラーで再現することや、傷んだり破れたりしてしまった写真をきれいにするサービスもあり、デジタルデータに保存することもできます。
現像写真の保存状態が気になる方は、カメラのキタムラの「写真修復・補正サービス」を利用してみてはいかがでしょうか。
データが消えたときにやってはいけないこと
メモリーカードのデータが消えると慌ててしまい、すぐになんとかしようとしてしまうかもしれません。
しかし、素人ならば“できる限り触らないこと”が解決への近道となります。
ここでは、データが消えたときにやってはいけないことを紹介します。
メモリーカードをフォーマットしない
上述したとおり、データの入っているメモリーカードを“フォーマット”すると、中のデータはすべて消えてしまい、復元できなくなってしまいます。
もし、データが表示できない場合でもフォーマットだけはしないようにしましょう。
いろいろな機器で読み込みを試そうとしない
メモリーカードを種類の違うデジカメやパソコンに挿して試してみることで、データが見える場合もあります。
しかし、これは危険です。
デジカメはメーカーや機種によって、データを記録しておくためのファイル構造が異なる場合があります。ファイル構造が違う場合、デジカメの画面に「フォーマットする」などのメッセージが表示される可能性があります。
また、パソコンに接続しても同じようにフォーマットを促される場合があり、クリック操作だけでフォーマットが実行される場合があります。
上述したように、メモリー機器はフォーマットを実行してしまうと復旧ができなくなります。
実行する気がなくても誤操作でフォーマットしてしまうケースは少なくないため、メモリー機器をいろいろな機器に接続することは避けましょう。
信頼できない復元ソフトは使わない
パソコンで使える無料の復元ソフトも存在します。確かに、復旧実績のあるソフトも多いのですが、中にはパソコンにウィルスを感染させる悪質なソフトがあるでしょう。
ソフトをダウンロードして感染してしまうと、メモリー機器のデータを失うだけでなく、パソコンまで壊れてしまうかもしれません。
すぐにデータ復旧をしたくても、信頼できない無料の復元ソフトを使うことは避けましょう。
データを復旧したいならプロに任せよう!
大切なデータを失うことはとても悲しいし、気を落としてしまうでしょう。しかし、たとえデータが消えてしまってもあきらめず、一度プロに相談してみてください。
自分でデータを復旧できるソフトウェアなども販売されていますが、「なんだか難しそう」と思う方が多いでしょう。確かに、ソフトウェアでデータを復旧できる可能性もありますが、パソコンやソフトの扱いが不安な人は無理に自分で何とかしようと思わないほうが安全です。
操作を間違えるとかえって復旧が困難になってしまうかもしれません。自分でメモリー機器をいじらずに、できるだけそのままの状態でお店に持ち込むことが最善です。
カメラのキタムラの「データ復旧サービス」なら、復旧データをCDもしくはDVD(容量によってはUSB)に書き込んで返却してくれます。大切な記録も思い出もプロに復旧してもらい大切に保管しましょう。
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