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公開:2020年07月23日

ブルーレイのダビング方法!BDの種類や画質についても解説

  • # VHS(ビデオテープ)# Blu-ray(ブルーレイ)# ダビング# デジタル化
大容量データを保存できるブルーレイディスク

映像コンテンツの進化によって、保存メディアも進化し続けています。近年は、入手しやすく比較的容量が大きいディスクとして、ブルーレイが広く活用されています。
そこで、ブルーレイの種類や画質、ダビング方法について解説していきます。ブルーレイディスクへダビングできない場合の対処法についても解説しますので、参考にしてみてください。

ブルーレイディスクとは?種類、画質、録画時間は?

ブルーレイディスクとは?

ブルーレイディスクとは、DVDの新世代として、大容量を実現した光記録ディスクのことを指します。デジタルハイビジョン放送の普及に伴い、ハイビジョンの録画にも対応できるメディアとして開発されました。
ブルーレイディスクは、DVDと同じ大きさですが、データ記憶容量は、DVDの約5倍と膨大なデータを記録できます。また、ハイビジョン画質で映画を楽しめるなど、ハイクオリティな映像を体験できます。

ブルーレイディスクの種類

ブルーレイディスクには、DVDと同じように「データ用」「ビデオ用(録画用)」の2種類があります。データ用も録画用途として使用することはできますが、データを書き込むための専用ディスクとして使用しましょう。

また、ビデオ用ディスクには、著作権料として「私的録画補償金」が含まれていましたが、2015年3月31日付で管理協会が解散し、私的録画補償金制度は実質機能していません。

ブルーレイディスクには、データ用、ビデオ用の2種類あることはお分かりいただけたかと思いますが、さらに、容量や書き込み回数などによって以下のような種類に分かれています。

ブルーレイディスクの種類繰り返し録画容量ブルーレイディスクの特徴
BR-R×25GB
  • 1層式の追記型のブルーレイディスク
  • データの読み出し、書き込みが可能
  • データの書き換えは不可(空き容量が残っていれば後からデータ書き足しが可能)
BR-R DL×50GB
  • 2層式の追記型のブルーレイディスク
  • 1層式ディスクの2倍のデータを記録できる
BR-R XL×100GB
  • 3層式の追記型の大容量ブルーレイディスク
  • その他仕様はBR-Rと同じ
BR-RE25GB
  • 1層式の書き換え型のブルーレイディスク
  • データの読み出し、書き込み、書き換えが可能
  • 製品によっては、約1,000~1万回程度、繰り返して書き換え可能なものも
BR-RE DL50GB
  • 2層式の書き換え型のブルーレイディスク
  • 1層式ディスクの2倍のデータを記録できる
BR-RE XL100GB
  • 3層式の書き換え型の大容量ブルーレイディスク

大きく分類すると、追記型書き換え型に分類されますが、さらに単層と複数層という概念が存在しています。ブルーレイディスクには記録できる層があり、層の数によって容量が変化します。基本的に1~3の層があり、層は数が増えるごとに容量が倍となります。

1層は25GB、2層は50GBでDLという表記、3層は100GBの容量でXLという表記がされています。1層にも、正式にはSLという表記がありますが省略されていることが多いです。

ディスクの容量が大きいほど録画時間が長いので、用途にあわせてブルーレイディスクの種類を正しく選びましょう。

ブルーレイディスクへダビングするときの録画時間と画質

ブルーレイディスクへの録画可能時間は、画質によっても変動します。ブルーレイのパッケージに記載されている録画時間は、ほとんどが標準画質の場合になっています。
画質モードとしては、以下のような種類があります。

録画モード1層(25GB)2層(50GB)3層(100GB)
DR(地上デジタル HD放送)約3時間3時間約6時間6時間約12時間12時間
DR(BSデジタル HD放送)約2時間10分2時間約4時間20分4時間20分約8時間40分8時間40分
DR(BSデジタル SD放送)約4時間20分4時間20分約8時間40分8時間40分約17時間20分12時間5時間20分
XP(1時間モード)約5時間15分5時間20分約11時間11時間約22時間12時間10時間
SP(2時間モード)約10時間30分10時間30分約22時間12時間10時間約44時間12時間12時間12時間8時間
LP(4時間モード)約21時間12時間9時間約44時間12時間12時間12時間8時間約88時間12時間×7+4時間
EP(8時間モード)約43時間12時間12時間12時間7時間約88時間12時間×7+4時間約176時間12時間×14+8時間

高画質になるほど録画できる時間は短くなり、画質を下げると録画時間が延ばせる傾向にあることがわかります。ダビングする前に、レコーダーの取り扱い説明書などで画質と録画時間を確認してから行うようにしましょう。

ブルーレイディスクにダビングするときに確認すべき3つのポイントとマメ知識

ブルーレイディスクにダビングする際には、以下のようなポイントを確認しましょう。

  1. どんなデータ(テレビ録画・ホームビデオ)をダビングするのか
  2. ブルーレイディスクの種類
  3. どんな方法でダビングするのか

1. 内容にあわせた各データのダビング方法

ダビングしたい内容によって、適したダビング方法が異なります。
例えば、テレビ番組をダビングしたい場合は「ビデオ用」のディスクを使用しての録画がおすすめです。
一方で、ホームビデオなどのデータを書き込む場合は「データ用」の専用ディスクがおすすめです。また、自分のダビングしたいデータにあわせてダビング方法だけでなく機器を選ぶ必要があります。

ダビング内容によっては高価な機器が必要な場合もあるので、ダビング専門業者に依頼したほうがいいことも。まずは、下記の表でダビング内容と考えられるダビング方法について簡単に見ていきましょう。

ダビング内容考えられるダビング方法
録画したテレビ番組のダビングテレビからブルーレイへダビングブルーレイレコーダーでダビング
ブルーレイの内容を別のブルーレイディスクへダビングブルーレイディスク同士でダビングパソコンとブルーレイ対応のドライブを用意し、ブルーレイコピーソフトをインストールして行う
ビデオカメラで撮った映像をブルーレイディスクへダビングビデオカメラからブルーレイへダビングブルーレイレコーダーやパソコンと、ビデオカメラを接続してダビング
ビデオテープをブルーレイディスクへダビングビデオテープからブルーレイへダビングブルーレイレコーダーとビデオデッキを接続してダビング
8ミリカメラの映像をブルーレイディスクへダビング8ミリカメラからブルーレイへダビングブルーレイレコーダーやパソコンと8ミリカメラを接続してダビング

自分でダビングするには、ブルーレイ/DVDレコーダーかパソコンで行うのが一般的です。パソコンの場合は、ダビングするために専用のソフトが必要な場合があり、別途用意が必要となります。

機器の準備などを含めて自宅でのダビングが難しい場合は、ダビングサービス業者に依頼することもできます。

2. ブルーレイディスクの種類

上記で紹介した通り、ブルーレイディスクには複数の種類があります。容量だけでなく、繰り返し録画したい場合は、書き換え可能なブルーレイディスクBR-REを選択しなければなりません。
用途に応じて、最適なブルーレイの種類を選択しましょう。

3. どんな方法でダビングするのか

上記で説明した通り、ダビングしたい内容によって、ダビング方法は異なります。また、使用するブルーレイディスクの状態によってもその操作手順は変わってきます。
例えば、録画した番組をブルーレイディスクにダビングしたい場合、新品のブルーレイディスクを使うか、録画済みのブルーレイディスクを使うかで、操作手順も異なります。

マメ知識 ブルーレイディスクでもファイナライズは必要?

ファイナライズとは、レコーダーでダビングしたDVDを他の機器でも再生可能なDVD(読み取り専用メディア)にデータ配列を変換する作業のことを指します。

基本的にDVDはファイナライズしない限りはダビングした機種以外では再生できません。そのため、DVDのダビング→ファイナライズという一手間をかけなければならないのです。

ただし、ブルーレイディスクにはファイナライズの必要はありません。ブルーレイディスクでは、似たような機能として追記・削除できないようにする「クローズ」や、誤ってデータを消さないようにする「プロテクト」処理を行うことができます。操作方法等は説明書やメーカーHPで確認してください。

関連コラム『 ファイナライズとは?ファイナライズ処理をする理由や処理が必要なDVDを解説 』

マメ知識 ダビングしたブルーレイディスクが再生できない!考えられる原因

いざダビングをして、ブルーレイディスクを視聴しようとした際に再生できない原因としては、主に以下のようなものが考えられます。

  • レコーダーの読み取りレンズ、ディスクが汚れている
  • レコーダーで再生できない種類のブルーレイディスク
  • レコーダーの端子の位置、設定の不具合
  • レコーダー等、再生機自体に問題がある

ディスク、またはレコーダーの読み取りレンズが汚れていることによって再生できない場合があります。レンズ汚れの場合は乾いた布で優しく拭き取る、読み取りレンズの汚れは専用のクリーナーで清掃してきれいにします。

また、レコーダーで再生できない種類のブルーレイディスクの可能性もあります。ケーブル接続ミスや設定の不具合も起こりがちなので、確認してみましょう。レコーダーなど、再生機自体に問題がありそうな場合は別のレコーダーがあれば再生してみて、再生できれば修理などを検討しましょう。

次のセクションで、さらに詳しくブルーレイディスクへのダビング方法について見ていきましょう。

自宅でもできる!ブルーレイディスクのダビング方法

ブルーレイのダビングは、必要な機器や環境を整えれば自宅でも行うことができます。ここでは、ブルーレイを自宅でダビングする方法について解説します。

ブルーレイにダビングする方法

録画番組(HDD)をブルーレイディスクへダビング

新品のブルーレイディスクにダビングする場合は、まずは初期化(フォーマット)ディスクを初期の状態にして使えるようにする作業する必要があります。フォーマットすることで、録画用途に合った形式のブルーレイを作ることができます。

フォーマットが完了したら、ダビングしたい番組を選択して書き込み操作を行います。ただし、追加でダビングする場合は初期化の必要はありません。初期化をすると、録画してあった内容が消えるので注意しましょう。具体的な操作方法は、各メーカーで異なるので説明書やHPで確認してください。

また、書き込みにかかる時間は、実際の録画時間ではなく画質モードやレコーダーの回転速度によって変わります。

ご注意テレビ番組は著作権法で守られています。許可無く利用(コピー、改変、インターネットでの公表など)することは違法となりますが、「私的使用のための複製」の規定により個人や家庭で使用する目的の場合は、著作物を複製(コピー)することができるとされています。
【参考】ホットライン テレビ番組著作権 放送コンテンツ適正流通推進連絡会 テレビ番組の著作権とは

専門業者への依頼もおすすめ!ブルーレイディスクへのダビング

ビデオカメラ(ハンディカム)の映像をブルーレイディスクへダビング

ハンディカムなどのビデオカメラからブルーレイへのダビングを個人で行うには、少し手間がかかります。そもそもどのような機器を準備すれば良いのか分からなかったり、接続に手間がかかったりと面倒な場合も。また、一般的には、専用のケーブルで接続して行うのですが、専用ケーブルがない場合は再度購入しなければなりません。

そこで、準備や作業の手間を省ける専門業者への依頼が得策です。専門業者であれば、自分で行う手間を省けるうえに、安心して任せることができます。自分でダビングするのが面倒という場合は、ぜひ検討してみてください。

ハンディカムの映像をダビング

ビデオテープからブルーレイへのダビング

ビデオテープからブルーレイディスクへのダビングには、ビデオ端子やビデオキャプチャーを使ってパソコンやブルーレイレコーダーへ接続して行います。ただし、準備や接続作業に手間がかかり、使用する機器によっては画質の質が異なるケースもあります。専門業者へ依頼することで、手間をかけずにきれいな画質でダビングできます。

8ミリカメラからブルーレイへのダビング

8ミリカメラからブルーレイへダビングする際にも基本はビデオテープと同じで、カメラをブルーレイレコーダー、パソコンなどに接続して行います。8ミリカメラ自体の数が少なくなっているので、もしテープがあっても本体がない場合は、デッキを準備しなければならないことが多いです。

専門業者を利用すれば、デッキなどの必要機器の準備に手間がかからず、丁寧な技術対応で、大切な思い出をブルーレイに残すことができます。また、カメラ自体を送付しダビング対応している業者もあります。

時間とコスト、難易度を考えて方法を検討しよう

ブルーレイディスクは、大容量で多くのデータを記録できます。撮りためた映像もブルーレイにコンパクトに収めることができるのが嬉しいですね。ブルーレイディスクへのダビングは自分でも行うことができますが、解説したような手間やトータルコストを考えてダビングサービスを活用するのもおすすめです。ダビングと同時にうれしいオプションを設けている業者もありますので、ぜひ色々チェックして検討してみてください。

※記事の内容は記事公開時点での情報です。閲覧頂いた時点では商品情報や金額などが異なる可能性がございますのでご注意ください。

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