/更新:2024年07月03日 公開:2020年07月20日
写真整理・保管が大変ならスマホやアルバムまるごとデータ化するのがおすすめ
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フィルムカメラや使い捨てカメラで撮った写真を、アルバムにして残している方は多いことでしょう。しかし、アルバムに保存した写真は、どうしても劣化が避けられない特性があります。「ページ同士がくっ付いた」「写真が色あせた」などを経験した方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、プリント済みの写真を整理し、長期的に保管する方法をご紹介します。これまで通りアルバムを活用する方法もお伝えしますが、おすすめは写真のデータ化です。カメラ専門店に依頼すれば、大量のアルバムがDVDなどに収まり、写真の劣化問題も収納スペース問題も一度に解決するでしょう。
写真の整理・保管って意外と難しい!
プリントした写真を整理・保管する「だけ」ですが、その「だけ」が、案外難しいのではないでしょうか。「写真が劣化してしまう」「アルバムの置き場に困る」など、写真整理に苦戦する方は珍しくありません。写真整理に潜む意外なハードルをご紹介します。
プリントした写真はどんどん増える一方で劣化も
今でこそ1枚のSDカードに何百枚もの写真を保存できますが、デジタル技術が普及していなかった時代は、フィルムを現像してアルバムで管理するのが当たり前でした。
思い出の写真を手に取って見返せる楽しみはあるものの、プリントすればするほど写真がたまっていくのが悩みどころです。また、変色をはじめとする写真の劣化は、どうしても避けられません。
写真整理に時間がかかる
プリントする写真が多いほど、整理にも時間を取られます。中には映りが良くない、不要な写真も混ざっているでしょう。思い出を振り返りながらアルバムを作るのは楽しい一方で、根気が要る作業でもあります。写真を1枚1枚アルバムに「貼る」「入れる」「メモや装飾を付け加える」など、手間や時間がかかるのが難点です。
フォトアルバムの置き場に困る
大量の写真をアルバムとして整理した結果、その置き場所に困ってしまうのもよくある話です。フォトアルバム用の棚を作るなど対策はありますが、やがて限界がくるでしょう。また、立派なものほど表紙や台紙が厚く、かさばりやすい傾向があります。
両親や祖父母の古いフォトアルバムの保管で悩んでいる方も多いようです。家族の歴史として残しておきたい反面、どこに保管すればよいのか困ってしまうこともあるでしょう。
大量の写真を整理する手順のコツ
このように写真の整理や保管は意外と大変なので、やみくもに始めると時間や労力がかかってしまいますが、写真整理にはちょっとしたコツがあります。プリントした写真をなんとなくアルバムに収納していくのではなく、マイルールを決めて選別するのがおすすめです。これはPCやスマホ内にある写真データでも同じことがいえます。空き容量を増やすためにも、まずは写真の整理のコツを知っておきましょう。
1.写真の全体量を把握する
整理する写真の総量を把握しておいたほうが、効率的に作業できます。したがって、まずは写真を1箇所に集めましょう。
アルバムに入っている写真を全て取り出します。引き出しにしまっているものや、収納箱に入れているものも全てです。スマホ、デジタルカメラ、SDカードなどデータの写真もひとつの場所にまとめます。場合によっては大容量になる可能性があるので、外付けHDDを利用するのがおすすめです。
2.「年」「月」「イベント」などルールを決めて整理する
次に、大きく仕分けをします。仕分けのルールは自分で決めて構いません。「年」「月」の時系列で分けていくのもよいですし、旅行や記念行事などのイベントで分けるのもよいでしょう。両方を組み合わせる方もいます。
写真データの場合は、仕分けするフォルダ名のルールも決めましょう。例えば「西暦+月」や、「西暦+月+イベント名」などです。名前順でソートしたとき分かりやすく、後で写真を再整理する際に役立ちます。
3.整理の優先順位を付ける
仕分けが済んだら、整理する写真に優先順位を付けます。おすすめは、「必要」「保留」「不要」の3つです。「必要」は大切なアルバム・フォルダへ入れます。「保留」は現段階では判断が付かないため、次回の整理に持ち越しましょう。保留であることが分かるように、「2」で決めたマイルールに沿ってアルバム・フォルダにしまいます。
「不要」は、思い切って処分の対象です。「大切な思い出だから残しておきたい!」という方は、「保留」と一緒にしても構いません。しかし、どこかで区切りを付けないとたまっていく一方なので、保留分の中でも優先順位を付けることは大切です。
スマホやPC内の写真を整理する際の注意点
はじめからデータ化済の写真を整理する際、念のためしておきたいことがいくつかあります。代表的なのが、バックアップでの二重管理です。データさえあればいつでもプリント可能ですが、元を失えばどうすることもできません。
特にお気に入りの写真はプリントもしておくという、三重での管理もおすすめです。万全を期し、デジタルとアナログの両方を組み合わせましょう。
バックアップは忘れずに
データ化した写真は保管場所で困らない利点がありますが、何らかのきっかけでデータが消えてしまうリスクがあります。「CD-Rに傷が付いた」「SDカードを紛失した」「保存していたPCが壊れた」などが代表的な例です。操作ミスでうっかり削除してしまうかもしれません。
大切な思い出が消えてしまわないよう、バックアップは忘れずに取ることをおすすめします。外付けHDDやオンラインストレージにコピーを残しておくのもよいですし、バックアップ専用のサービスを利用するのもよいでしょう。
特に大切な写真はプリントもしておくと安心
写真データがバックアップもろとも消え去る可能性は低いですが、ゼロとは言い切れないため、特に大切な写真はプリントもしておくと安心でしょう。プリントさえあれば、それを元にデータ化するのも可能だからです。
プリントサービスを取り扱っているお店はたくさんありますが、品質を重視するなら、カメラのキタムラなど写真専門店に依頼することをおすすめします。スピーディーかつ、仕上げが丁寧なのが特徴です。
整理する写真ごとにフォトアルバムを使い分けよう
プリントした写真の整理が終わったら、優先順位に沿ってアルバムに収納しますが、フォトアルバムにはさまざまな種類があります。
長く大切に保管したいなら「フィルムシートタイプ」がよいでしょうし、コメントやデコレーションを入れながら整理したいなら「スクラップタイプ」がおすすめです。そこでこの項目では、整理する写真ごとに使い分けるフォトアルバムの種類をご紹介します。
サクサク整理するなら「ポケットタイプ」
1枚の写真がすっぽり収まるポケットが付いているのが「ポケットタイプ」です。レイアウトが決められているので、悩むことなくテキパキ収納できるでしょう。取り出しも簡単で、残すか捨てるか悩む保留写真の保管先としても向いています。
ただし、ポケットのサイズはL判や2L判などに固定されているため、同じサイズの写真しか収納できません。また、同じページに縦写真と横写真を混在させると、後で見返すときに見にくいというデメリットもあります。
長期保存に向いている「フィルムシートタイプ」
台紙に付いている透明フィルムをめくり、その下に写真を置いて固定するのが「フィルムシートタイプ」です。台紙には弱粘着性ののりが付いています。ある程度の密封空間で外気を遮断できるため、写真の劣化を防げるのが特徴です。いつまでも大切にしたい写真を入れるとよいでしょう。
レイアウトを自由に組めるのもメリットのひとつですが、工夫も必要になるため、素早く整理したい方は別のアルバムのほうが向いています。また、表紙や台紙が厚手のものが多く、かさばりやすい点をデメリットに感じるかもしれません。
オリジナリティーを出すなら「スクラップタイプ」
その名の通り、スクラップ形式で写真を貼り付けていくのが「スクラップタイプ」です。安価なものが多いですが、写真の劣化を防ぐ工夫が施されている商品(アシッドフリー)を選ぶと少々値が張ります。
思い出の写真にコメントを入れたり、デコレーションをしたりと、まさに世界にひとつだけのアルバムを作れるのが特徴です。見返したときの楽しみも大きいでしょう。その分、作成に時間がかかるため、写真整理に手間暇をかけたくない方には他のアルバムをおすすめします。
作品やプレゼントにもなる「フォトブック」
プリントした写真を1枚1枚収納するのではなく、写真集としてまるごとプリントしなおすのが「フォトブック」です。写真専門店に依頼すれば、専用の機械やWEB・スマホアプリ等でアプリケーションを使え、誰でも本格的なフォトブックが作れます。例えばカメラのキタムラでは、好きなレイアウトを選べたりデコレーションもできたりと、カスタマイズは自由自在です。
特別なイベントや子供の成長記録など、特定のテーマがある写真はフォトブックと相性が良いでしょう。友人や祖父母へのプレゼントとしても最適です。
プリント写真を自分でデータ化するなら
フォトアルバムをうまく利用すれば無駄のない整理は可能とはいえ、プリントした写真は物理的に増えていきます。プリントすればするほど、整理に手間と時間がかかるのが難点といえるでしょう。そこでこの項目では、自宅の収納スペース問題を解決する「写真のデータ化」についてご紹介します。
専用家電を使ってデータ化する
写真をデータ化するには、「スキャナー」を用意する必要があります。家庭用プリンターにスキャン機能がある場合はそれを利用してもよいですが、品質面で満足がいかないかもしれません。よりきれいに保存したいなら、専用家電のほうが仕上がり良く、操作も簡単です。スキャンしたデータはSDカードに保存可能なので、場所を取りません。
コンビニのマルチコピー機を使う
コンビニにあるマルチコピー機には、スキャン機能も搭載されています。機種によっては「写真をスキャンする」といった分かりやすいメニューもあり、便利です。また、専用のスマホアプリを使うコンビニもあります。写真の保存先として、USBやSDカードが必要になることもあるので、忘れずに用意しましょう。
マルチコピー機でのスキャンは、1枚数十円と価格面のメリットがある一方で、長時間の作業がしにくいのがデメリットです。他のお客さんの迷惑にならないように、適度な時間で切り上げましょう。
カメラ専門店に依頼する
写真をデータ化するサービスを提供しているお店に依頼するのもひとつの方法です。例えばカメラのキタムラには、プリント済みの写真をデータ化してCDやDVDにまとめたり、スマホ への転送ができたりするサービスがあります。ネガフィルムもデータ化できるので、プリントしきれなかったネガフィルムがある方にもおすすめです。
自分でフォトアルバムまでデータ化するのは難しい……
フォトアルバムの収納スペースの確保に困っている方は、多くの写真をデータ化することで解決につながるでしょう。しかし、アルバム1冊のデータ化は簡単ではありません。
写真がくっ付いていてスキャンが難しいことや、スキャン後のデジタル処理が大量に必要なことなどが主な理由です。高品質を求めるなら、きれいに読み込み可能な高級機器が必要になるケースもあります。データ化する写真が多ければ多いほど、難易度は上がるといってよいでしょう。
それでもデータ化に挑戦するメリットはあります。DVDを通してテレビで閲覧できたり、離れて暮らす家族やSNSにスマホから簡単にシェアできたりと、楽しみ方の幅は多いに広がるでしょう。家族や親戚、友人が集まり、団らんするきっかけにもなるかもしれません。自分でデータ化するのは難しいという方は、専用のサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
カメラのキタムラ「思い出サービス」でアルバムのデータ化もお任せ
フォトアルバムのデータ化なら、ぜひカメラのキタムラにお任せください。カメラのキタムラでは、「思い出サービス」というデジタルデータの復元・保存サービスを取り扱っています。大切な写真が劣化や破損・紛失で見られなくなる前に、専用の機器できれいにデジタル化できるのが特徴です。
アルバムまるごとDVDに保存可能
40ページまでのフォトアルバムをまるごとDVDに保存できます。ページ数の上限を超えなければ、中の写真が何枚あっても記録可能です。「しまったままのアルバムがある」「整理が追いつかずとりあえずアルバムに詰め込んだ」などに当てはまる方は、ぜひご検討ください。
アルバムに収まらない大きな写真も簡単データ化
集合写真や家族写真など、大きめにプリントして収納箱などで管理している写真のデータ化もお任せください。A4サイズまでならデータ化できます。写真の他、書類や名刺などを保存する目的でも好評です。
大きな写真だからといって、時間がかかるわけではありません。ご注文からお渡しまでは最短1時間です。全国のカメラのキタムラの店頭で承っています。
フィルムのデータ化もできる!
プリントした写真の他、ハーフネガや白黒ネガ、ポジフィルムから写真を現像・データ化するサービスもおすすめです。
1シート単位でDVD-Rに書き込む「プロフォトDVDマルチ」と、保存したいコマを指定して書き込む「プロフォトDVDマルチ」の2種類があります。どちらも高解像度で取り込み、保存形式はJPEG・TIFFから選択可能です。
まとめ
上手な写真整理にはコツがありますが、どうしても手間がかかりがちです。大量のフォトアルバムのために収納スペースが圧迫されている方は、写真をデータ化してはいかがでしょうか。DVDなどに記録すれば、フォトアルバム何冊分も取り込み可能です。
忙しくて時間が取れないなど、ご自分では整理しきれないという方は、ぜひカメラのキタムラの「思い出サービス」をご利用ください。「アルバムそのままDVDライト」をはじめ、お手持ちの写真をスピーディーにデータ化するサービスでお悩みを解決いたします。
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