フォトブックを自作しよう!作れる種類や完成度を上げるポイントを解説
フォトブックは、思い出の写真を1冊の本にまとめられることから幅広い世代に人気があります。「オリジナリティーを出したい」「完成度の高いフォトブックを作りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
フォトブックの魅力や完成度を上げるポイントを理解すれば、満足できるフォトブックが自作しやすくなるでしょう。そこでこの記事では、フォトブックを自作する上で知っておきたいポイントを紹介します。
この記事の目次
フォトブックの魅力とは?
フォトブックは主にスマホやデジカメの画像をレイアウトして作る写真アルバムを指します。
パソコンやスマホから作れる手軽さや自由度が高い点などが魅力です。作り手は使用する写真を選ぶだけでなく、ページデザインを考えたりメッセージを加えたりしてオリジナリティー溢れる1冊が作れます。ここでは、フォトブックの魅力を3つ紹介しましょう。
画像を形にできる
中には、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した画像をデータとして残しておくだけで満足、という方もいるかもしれません。しかし、データをプリントして形にすれば、撮りためた写真を見る楽しみが新たに生まれます。
また、写真をデータとして保存していると、誤操作といった原因でデータが消えるリスクがあることは懸念材料です。フォトブックを作成すれば、万が一データが消えた場合も、思い出を確実に残せます。
オリジナルの作品ができる
フォトブックは、表紙のデザインや紙面のレイアウトといった、アルバムの要素を手軽にカスタマイズしやすいのが特徴です。世界に1冊だけのフォトブックとして大切な写真を残せます。編集ソフトを使うことで、初めての方も、また特別なスキルがなくても手軽にオリジナリティーを出せる点は、フォトブックの大きな魅力といえるでしょう。
プレゼントや記念品としても最適
フォトブックは何冊でも作れることからギフトにも最適です。例えば、友達同士で卒業アルバムを作ったり、結婚式のような記念日のプレゼントとして贈ったりもできます。
フォトブックのタイプは多くあり、サイズや紙質、製本方法などによって仕上がりの印象も異なります。フォトブックそのものをメインにプレゼントするケースだけでなく、ミニサイズを作って他のプレゼントに添えてもよいでしょう。さまざまなシーンに対応できるのもフォトブックの魅力です。
自作フォトブックを作る方法は?
フォトブックを作る代表的な方法には、セルフとフォトブックサービスを利用する方法があります。それぞれの特徴を理解すれば、目的に合ったフォトブックが作れるでしょう。出来上がるまでのスピードや費用にも着目して選ぶことをおすすめします。以下にそれぞれの特徴についてまとめました。
セルフで作る
セルフで作る場合、パソコンやソフトウェア、プリンターが必要です。全て自分で作る方法以外にも、家電量販店や通販で手に入る製本キットを利用する方法もあります。
セルフで作るメリットは、自由度が高いことです。キットの利用の有無に関係なく、作り手が望む形を反映できます。デメリットは、時間や費用がかかることでしょう。インク代やキット購入代がかかるため、多くの場合、フォトブックサービスを利用するよりも費用は高くなる傾向です。
フォトブックサービスを利用して作る
「時間がない」「レイアウトが難しそう……」といった理由から、セルフでフォトブックを作ることにハードルの高さを感じている方は、専門店のフォトブックサービスを利用するのもひとつの方法です。多くの場合、店頭またはインターネットから注文します。
機材や道具をそろえる必要があるセルフに比べ、価格が抑えられる傾向にあるのが特徴です。コスパ重視でフォトブックを作りたい方にもおすすめといえるでしょう。また、画質も重視している、何冊も作りたい、というような場合もフォトブックサービスは向いている手段といえます。
フォトブックサービスで作るときの選び方は?
フォトブックサービスでは、サイズや仕上がりの印象などが異なる複数のタイプからフォトブックが作れます。中には、何を基準に選べばよいか分からない、という方もいるかもしれません。ここでは、カメラのキタムラのフォトブックを例に、自分に合ったフォトブックを選ぶための基準となるポイントについて見てみましょう。
カバーや製本のタイプで選ぶ
フォトブックを選ぶポイントのひとつは見た目です。カメラのキタムラのフォトブックは、ハードカバーとソフトカバーの2種類があります。ハードカバーは高級感や丈夫さが魅力で、ソフトカバーは軽く持ち運びしやすいのが特徴的です。
また、製本のタイプもフォトブックの印象を決める重要な要素といえます。カメラのキタムラのフォトブックに採用している製本タイプは、以下の4種類です。用途や仕上がりに求める雰囲気に合わせて選びましょう。
製本タイプ | 特徴 |
---|---|
レイフラット |
・見開きの中央がフラットになる ・写真が途切れないため、見やすく迫力が出る |
無線綴じ |
・紙の背に製本糊を塗り、固めた製本方法 ・雑誌のような雰囲気になる |
中綴じ |
・表紙の中心部をホチキスで綴じる製本方法 ・枚数が少ない場合でも対応しやすい |
リング綴じ |
・紙の背部分にあけた穴にリングを通して綴じる製本方法 ・360度開閉できるため、見やすい |
大きさやページ数で選ぶ
キタムラのフォトブックには、A4サイズやA5サイズの他、縦と横の長さが同じスクエアタイプが選べる商品もあります。全体のイメージや目的に合った大きさ・形を選ぶのがベストでしょう。
また、ページ数も商品によって異なります。例えば、小旅行の記録で枚数が少ない場合はページ数が少ないタイプのものから、お子さまの成長記録など枚数が多い場合はページ数の多いタイプから選ぶなど、ページ数もフォトブックを選ぶ基準のひとつといえるでしょう。
印刷の方法で選ぶ
キタムラのフォトブックの印刷の方法には、写真仕上げと印刷仕上げがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。理想のフォトブックを作るためにも、仕上がりの違いを把握しましょう。
印刷方法 | 特徴 |
---|---|
写真仕上げ |
・厚手の紙(絵本に近い) ・写真印画紙を使用(貼り付け折り込みをして製本) ・触ると少しざらざらする ・表面をコーティングしているため指紋が付かない |
印刷仕上げ |
・印画紙ほど厚くないため紙の端がしなる(フルカラーの雑誌に近い) ・触ると少しつるつるする ・程よい光沢感がある ・業務用印刷機を使用 |
仕上がるまでの時間で選ぶ
プレゼントや記念品として作る場合、仕上がりまでの時間も考慮して選ぶことをおすすめします。例えば、記念日の直前に思い立ったり卒業する前に贈りたいと考えていたりする場合、スケジュールに余裕がないこともあるでしょう。時間がないときはスピード重視で選ぶと「間に合わなかった……」というような残念な事態を防げます。
カメラのキタムラのフォトブックは、注文から完成まで最短1時間で作れるタイプもあります。その他5日や1週間など種類によっても異なるため、仕上がりまでの期日もスケジュールに入れて制作すると安心です。
自作フォトブックの完成度を上げるコツ
自作フォトブックのクオリティーを上げたいと思った場合、いくつかコツを知っておくとよいでしょう。印象を決める表紙にこだわったり、使用する写真をテーマに沿って選んだりするのがおすすめです。ここでは、自作フォトブックの完成度を上げるコツを紹介します。
テーマを決めて写真を選ぶ
1冊の中に載せられる写真には限りがあるため、数を絞らなくてはなりません。どの写真を選べばよいか分からない方は、テーマを決めるとよいでしょう。 テーマは写真を選ぶ前に決めるのがおすすめです。例えば、「大切な友達との思い出」「〇〇家の1年」など、テーマに沿った写真を選べば、まとまりのあるフォトブックを作りやすくなります。表紙はこだわりの1枚を選ぶ
フォトブックの表紙にはこだわりの1枚を選ぶことで、ワンランクアップの仕上がりにつなげられます。表紙はフォトブックそのものの見栄えを決める要素となるため、できれば細部まで美しい写真がベストです。画素数が高く、ピンボケしていない写真を選ぶとよいでしょう。 他にも表紙のアイディアの一例として、マクロ撮影や広角撮影した写真を選ぶことが挙げられます。少し変わったアプローチから撮った写真を表紙にすることで、個性を感じさせるフォトブックに仕上げられるでしょう。タイトルも大切
フォトブックの表紙にはタイトルを入れます。ただし、フォトブックを作る前に決める必要はありません。写真を選びながら考えるのもフォトブック作りの楽しみのひとつです。
例えば、「HAPPY WEDDING」「HOME」といった英語にすると、おしゃれな雰囲気が演出できます。シリーズ化することも多い、お子さまの成長記録などは、名前の後に年齢や西暦のような数字を入れるのがおすすめです。テーマの分かりやすさを重視したい場合「七五三」「京都」といった行事や旅行先をタイトルにしてもよいでしょう。
写真以外にもこだわる
見る方にインパクトを与えるフォトブックに仕上げるには、使用するフォントにこだわるのもひとつの手です。普段パソコンで使用しているフォントは見慣れていて読みやすいものの、どこか面白みがなく手作り感が出ている、と感じるかもしれません。
完成度を上げたいときは、写真のイメージに合ったデザインフォントを使用するのがおすすめです。同じ内容のコメントでも、フォントを変えるだけで印象は大きく変わります。
自作フォトブックをより充実させるためのコツと注意点
見応えのあるフォトブックに仕上げるためには、さまざまな要素を持つ写真を撮ることが大切です。思い出をリアルに感じさせるようなフォトブックを目指したい方は、人物だけでなく小物や風景写真も入れるなどの仕掛けをしましょう。また、解像度に注意することもポイントです。ここでは、自作フォトブックを充実させるコツと注意点を紹介します。
1.いろいろな構図やアングルで撮る
普段からいろいろな構図やアングルで撮ることを心掛けましょう。例えば、テーマがこどもの成長の場合、撮る方の目線でポーズを決めた写真以外にも手のアップや後ろ姿、お子さまの目線に合わせた写真など、バリエーションをつけることで1冊の作品としてメリハリが出ます。
ひとつの視点にこだわらない写真を多く撮っておくと、選ぶときも困りません。単調な印象になりにくく、充実したフォトブックに仕上げられるでしょう。
2.作品や小物を撮る
思い出を深める作品や小物の写真が加わると、フォトブックの完成度がグンと高まります。例えば、お子さまが描いた絵や大好きなおもちゃ、履いていた靴の写真を撮れば、その当時の様子がよりリアルに思い出せるでしょう。
作品や使わなくなったおもちゃを全て保管し続けるのは難しい場合もあります。思い出として残す意味でも、処分する前に撮ってフォトブックの中に収めるのもおすすめです。
3.印象的な風景を撮る
見たときに思い出を鮮明に感じられるようなフォトブックを目指すには、情景をイメージできる印象的な風景を加えましょう。
例えばテーマが旅行の場合「観光スポットと人物」というパターンの写真を多く撮るかもしれません。しかし、車窓からの風景やお店の看板、関わった人物といった「自分が見たもの」を写真に残すと、より印象的な1冊が作れます。この他、切符やパンフレット、おみやげなども積極的に撮っておくとよいでしょう。
画像の解像度に気を付けて
フォトブックに使用する写真を選ぶときは、画像の解像度に気を付けましょう。解像度とは画像の精度を示す数値で、一般的に「dpi」(dots per inch=ドット・パー・インチ)という単位を使用します。解像度が不足すると画像が粗くなり、思ったような仕上がりにならないかもしれません。
使用するソフトによっては、解像度が低いとエラーが出ることがあります。見開きや表紙にも使うことも考えて、普段から高解像度で撮影するのがおすすめです。
キタムラで世界にひとつのフォトブックを作ろう!
カメラのキタムラでは、さまざまな魅力を持ったフォトブックの注文を受け付けています。テーマや予算に合わせて商品が選べるため、世界のひとつだけのフォトブックが作れるでしょう。ここでは、注文方法やそれぞれの商品の魅力をお伝えします。
注文方法は3種類!カンタン&便利
キタムラのフォトブックの注文方法は、「スマホから注文」「パソコンから注文」「お店から注文」の3種類です。
スマホやパソコンを使えば、自宅から気軽に注文できます。専用ページにアクセスまたはアプリをダウンロードし、フォトブックの種類や写真を選ぶだけと操作はシンプルです。また、自分好みにカスタマイズできるため、レイアウトやデザインに凝りたい方も納得の1冊が作れるでしょう。
お店で注文する場合、受付機で簡単に注文できます。タッチ操作だけで作れるため、機械が苦手な方も安心です。分からないことがあれば、スタッフがご説明します。
豪華なハードカバー【フォトプラスブック(ハード)】
「フォトプラスブック(ハード)」は、豪華なフォトブックを作りたい方におすすめです。A5サイズとA4サイズから選べるため、大きな写真を使いたい場合にも向いています。例えば結婚式や成人式といった思い出を、きれいに残したいときにもぴったりです。
程よい光沢がある印刷仕上げで、開いたときに中央が盛り上がらないレイフラット製本を採用しています。最大42ページまで作成できます。
フォトプラスブック(ハード)のご注文はこちら選びきれないときはAIにお任せ【Year Album(イヤーアルバム)】
写真が大量にあって選ぶのが大変な方には、「Year Album(イヤーアルバム)」がおすすめです。対象期間とサイズ・ページ数さえ選べば、AIが写真選びをアシストしてくれます。さらに、「おまかせ写真セレクト」がレベルアップし、入れたい写真を何枚か選び、残りはAIが選んでくれる「自分で選ぶ&残りはおまかせ」機能が加わりました。
サイズはA5とA4で、仕上がりは写真仕上げです。耐久性に優れた丈夫なハードカバーで、お子さまの成長を残すのにもぴったりでしょう。
イヤーアルバムのご注文はこちら「今日撮って今日作る」もできる【フォトブックリング】
できるだけ早く作りたい方には「フォトブックリング」をおすすめします。キタムラのフォトブックシリーズの中でも最短の「当日仕上がり」(店頭受取の場合)で、撮った写真を当日中に受け取ることも可能です。料金は、スクエアサイズ15ページ・1,820円(税込)からで、スクエアサイズとA5サイズから選択できます。
固定レイアウトとフリーレイアウトの2種類から選べるため、初めての方や短時間で作りたい方は固定レイアウト、じっくりこだわりたい方はフリーレイアウトと、状況に合わせて作れることも特徴です。
フォトブックリングのご注文はこちらお手ごろ価格とナチュラルな風合いも魅力【PhotoZINE(フォトジン)】
「PhotoZINE(フォトジン)」は雑誌のようなフォトブックが作れます。ナチュラルな風合いの用紙を使用しており、柔らかな雰囲気の仕上がりが魅力です。中面は中綴じ製本で、見開きページもスムーズに開けます。コストを抑えながらも雰囲気のあるフォトブックを作りたい方におすすめです。
細長いSlimタイプとMAGAZINEタイプがあり、それぞれA5サイズとA4サイズから選べます。仕上がりまでの時間は最短1時間で、料金はMAGAZINEタイプA5サイズ12ページ・970円(税込)からです。(2024年2月時点)
PhotoZINE(フォトジン)のご注文はこちらまとめ
フォトブックを自作する方法は、セルフとフォトブックサービスを利用する方法の2つがあります。内容を充実させるには、普段から写真の撮り方を工夫するのがポイントです。さまざまな構図やアングルを意識して、人物だけでなく作品や小物、風景を撮影するとよいでしょう。また、タイトルやフォントにこだわるのもコツです。
カメラのキタムラでは、テーマや予算別にさまざまなフォトブックを用意しています。AIが写真を選んでくれたり最短1時間で作れたりする多様なフォトブックの中から、用途に合ったフォトブックを作成可能です。カメラのキタムラで、思い通りのフォトブックを作ってみませんか。